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2017年02月10日

英国下院議長

 イギリスの下院議長に比べると、我が国の総理は・・・

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 英下院議長は、六百年以上の歳月を重ね、権威を磨き上げてきた要職だ。与野党が激しく対立する下院にあって、不偏不党の立場で、議論を司(つかさど)る。だから主要政党は、総選挙で議長の選挙区には対抗馬を立てぬことで、その権威と中立性を守ってきた。
 下院を代表して国王に物申す立場であったため、かつては王の怒りを買うこともあり、七人もの議長が斬首された。法の支配や議会制民主主義を守るために血が流されたのだ。 
 そんな重職を担うジョン・バーカウ議長が先日、思い切った発言をした。テレビ番組での「お前は首だ」の殺し文句で人気者となり、米大統領になったトランプ氏の訪英と議会での演説について、こう言ったのだ。「彼を議会に招く考えはない。人種差別や性差別に反対し、法の下の平等と司法の独立を支持することは、下院にとって、とてつもなく大切なことだ」。
 トランプ氏とどう向き合うかは極めて政治的な問題であり、どこかの国の首相のように、「ノーコメント」を貫くのが議長としては無難だったのかもしれぬが、議会制民主主義の守り手として譲れぬ一線があるのだろう。
 二年前に米議会で「(日米同盟は)法の支配、人権、そして自由を尊ぶ、価値観を共にする結び付きです」と演説した安倍首相は、新大統領とも、そういう価値観を共有しうると、世界に向かって宣言できるのだろうか。

筆洗@東京新聞 2/10
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ilovrsun☼

英国下院議長 ジョン・バーカウ
  


Posted by ilovesun at 12:00Comments(0)思うことニュース批評

2015年12月17日

大村智

 たまには寒くなるのも悪くない。こういう偉人の話も頭からでなく肌から染み入るからだ。今朝の気温は15度、石垣島では極寒だ! 当然コートなど持ってないがダウンジャケットくらいは着よう…

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 筆洗@東京新聞 12/9

 風が冷たい。我慢しきれず、コートを着る方も増えてきた。<大北風(きた)にあらがふ鷹(たか)の富士指せり>臼田亜浪(あろう)。朝、北風に、コートの襟を立て職場へと歩く人の波は疲れもあるが、逞(たくま)しい。
 風の中に答えがある。その曲をボブ・ディランは一九六二年、喫茶店で数分で書き上げた。「風に吹かれて」。60年代の米公民権運動の主題歌のような曲の歌詞は質問形式となっている。どれだけの歳月が必要なのか、人が自由になるには。いくつの海を越えれば、ハトは休息できるのか…。そして、その答えは風の中だ、としか教えてくれない。
 その答えは見つかるのか。テロ、紛争、差別。国際情勢を持ち出すまでもない。平和で自由な世界への答えなんて本当にあるのか。理想主義者の言葉を時に疑ってもしまう。
 この方は答えは自然の中だ、と明言した。ノーベル医学生理学賞の大村智さん。「人間が抱える課題の答えは全て自然の中にあると信じてきた。50年の研究を通じてそれが正しかったことが証明された」。7日の受賞記念講演である。微生物から、寄生虫病の特効薬を開発した。答えは信じた通りに自然の中だった。答えにたどりついた方の言葉は風の中の理想への答えを疑う人類にとって「あきらめるな」という励ましと受け止めたい。
 風は冷たい。それでも答えを求め、歩き続けるしかあるまい。コートの襟を立てて。

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ilovrsun☼


  


Posted by ilovesun at 09:45Comments(0)思うことニュース批評

2015年12月17日

墓碑銘 野坂昭如

 はじめは、むちゃくちゃな人だなと思った。有名な話だが人前はばからずに友人の映画監督をいきなり殴ったりしたことも...でもこういう人のことを畏敬の念を込めて「破天荒」と呼ぶのがふさわしいのだろう。大学進学で東京に出て以来30年、メディアでずっと見てきたからか...隔世の感は否めない。
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 筆洗@東京新聞12/11

 野坂昭如さんが、空襲と妹を餓死させた少年時代の体験を基に書いた小説『火垂(ほた)るの墓』。この名作の抜粋を読み、作者の心境を記せ-。野坂さんの娘さんが、学校でそんな課題を出されたことがあったという。
 当然ながら娘さんは、父に「正解」を尋ねた。答えは、「あれはまあ、締め切りに追われて、後先なく、書いたんだけどね、特に心境といわれても」。さすがに、奥さんに「もう少し何とかいいようがあるでしょ」と怒られたそうだ。
 野坂さんに言わせると、かの名作は「徹頭徹尾自己弁護の小説」なのだという。小説の「兄」は飢えて死にゆく妹のため、自分の指を切って血を飲ませるか肉を食べさせようかとまで考える。しかし、現実の自分は、かみ砕いて妹に与えるつもりの食べ物を、ついのみ込んでしまっていた。
 そうして妹が死に、その体を抱き運んだときの思いなど、自分でもとらえがたい。そういう思いは、他人に百分の一も伝えられず、言葉にしたとたん、自己弁護や美化がまじってしまうもの。他人に思いを伝えるというのは、そういう厳しい営みなのだと(『忘れてはイケナイ物語り』光文社)。
 野坂さんは『火垂るの墓』を読み返さず、映画化されヒットしても、悲しくなるからと、終わりまで見ることができなかったという。
 八十五歳で逝った作家が言葉にし尽くせなかった「思い」を、思う。

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ilovrsun☼

  
タグ :野坂昭如


Posted by ilovesun at 09:41Comments(0)

2015年11月03日

猫 源氏物語

 無理することなかれ!...途中でやめようが、飛ばそうが、一箇所だけつまみ食いしようが読書は読書!!
 気楽に行こう「読書の秋」(^J^)

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 最近、自宅で猫を飼い始め、相好を崩している知り合いが何人かいる。たまたまかと思っていたら、時代の流れもあるらしい。ペットとして飼育される猫の数が、犬の数を抜きそうだという。業界団体の予想を先日の本紙が報じた。

 テレビやネットでも確かに猫人気は高い。一方、犬の飼い主は高齢化し、飼育数が減り続けているログイン前の続き。猫派の方々、犬派の方々、どちらもという方々、どんな感想を持たれただろう。

 「神秘感がある。無邪気にして、かつ魔的」。猫をそう称賛したのは作家の故丸谷才一さん。「まことに誠実で、飼い手の思う通り」と犬を評したのは、国語学者の故大野晋さん。両者の特性を語りあった対話は、お二人の共著『光る源氏の物語』で読める。

 丸谷さんが断じるに「日本文学史を闊歩(かっぽ)するすばらしい猫」が2匹いる。1匹はむろん漱石の吾輩(わがはい)。もう1匹は源氏物語の「若菜」の巻に登場する。素養なき身は教えられるばかりだが、主人公の正室女三(おんなさん)の宮(みや)の愛猫だ。

 「ねうねう」。いじらしく鳴くこの猫が、女三の宮と柏木との不義の恋を絶妙に彩る。片思いの柏木は策を用いて猫を手に入れ、身代わりのように可愛がる。こんな役回りは犬にはできないとは大野さんの言だ。犬派には異論もあろうか。

 一昨日は源氏にちなむ「古典の日」だった。きょう、文化の日。日頃縁遠い書物に挑むのもいい。早々にくじける人が多いという源氏だが、前半は飛ばしても「若菜」だけは読んでというのが、お二人の助言だ。

天声人語@朝日新聞 11/3

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ilovrsun☼
  


Posted by ilovesun at 16:10Comments(0)日常

2015年11月02日

茶粥

 やっぱり食べたい!...という気持ちは強いが、こういうこともまた風流...はなはだ強がりかもしれないが「食欲の秋」に「読書の秋」が勝った瞬間だ(#^.^#)

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 池波正太郎「食卓の情景」。丸谷才一「食通知つたかぶり」。檀一雄「檀流クッキング」。荻昌弘「男のだいどこ」。邱永漢「食は広州に在り」。などなど並べてみればニヤリとするご同輩も少なくなかろう。読むだけで生つばがわく「食」エッセーの名作たちである。

 いまほどグルメ情報が氾濫していなかった時代に、作家が技巧を凝らして表現する味はいたく鮮烈な印象を残した。「皿の上でタップ・ダンスでも踊りそうに、生きがよいカツレツ」といった池波節など、昨今の「食べログ」リポートだって到底及ぶまい。はやりの言葉で言うなら「メシバナ」(食べものの話)の白眉だ。

 メシバナで思い出すのは、矢田津世子の短編小説「茶粥(ちゃがゆ)の記」である。主人公は区役所の戸籍係。なんの美食体験もないが、読んだり聞いたりした味について同僚に吹聴し、たいへんな食通と思われている。「この頃の牡蠣(かき)の旨(うま)いことったら、どうです。シュンですな」……。話のなかの食は、なぜかときに実物を超える。

 あの店この店に星がつき、大行列だったり数カ月先まで予約がいっぱいだったり。そんな風潮にうんざりしたなら、ここは一流のメシバナでも味わうにかぎる。茶粥と塩ザケでつましく暮らす、くだんの主人公いわく「想像してたほうがよっぽど楽しいよ。どんなものでも食べられるしね」。財布が喜ぶことも請け合いだ。

春秋@日本経済新聞 11/2

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ilovrsun☼
  


Posted by ilovesun at 09:53Comments(0)料理日常思うこと人物

2015年10月28日

読書週間

「そうだとすれば」...なるほどいい言葉だ!
今さらながらだがそう気付く...さあ、読書週間ですよ(^○^)/

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 脚本家の山田太一さんの中学時代の国語の先生がこんなことを教えてくれたそうだ。「だから」という言葉をなるべく使わず、「そうだとすれば」を使った方がいい。世の中にはいろいろな考えがある。だからという言葉で結論に強引に結びつけず「そうだとすれば」という留保を付けるべきだ。なるほど「そうだとすれば」には、慎重さや異論に耳を傾ける態度もあろう。『S先生の言葉』(河出文庫)にあった。

 別の話。田辺聖子さんに夫の「カモカのおっちゃん」はこんな文句で求婚したそうだ。「中途半端と中途半端が二つ寄ったら満タンになるやんか」。田辺さんの『残花亭日暦』(角川文庫)。笑え、しみじみ温かい。

 ハダカデバネズミは哺乳類だが、アリのように女王がいる。八十匹ほどの群れの大半は、働きデバや兵隊デバとして女王に仕える。働きデバの一部は女王に子が生まれると、寝そべってひたすら「ふとん係」に徹するという。吉田重人、岡ノ谷一夫両氏の『ハダカデバネズミ 女王・兵隊・ふとん係』(岩波書店)に見つけた。

 いつもと調子の違うコラムになったが、読書の愉快さを最近目にした本で伝えたかった。読書週間である。どうも、ためになるからと読書を迫る方もいるが、拒否反応もあろう。読むことは単純に面白い、楽しい。憂(う)き世(よ)を忘れる。読まない手はないか、「そうだとすれば」。

筆洗@東京新聞 今日

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ilovrsun☼

  


Posted by ilovesun at 17:31Comments(0)思うこと

2015年09月26日

インビクタス

南ア戦の歴史的大勝利!残念ながらその後のスコットランド戦には敗れてしまいましたが、こんな偶然が隠されてたとは...どこか嬉しくなる(^○^)/

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 十九世紀の英国詩人、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーに「インビクタス」(不屈の者)という詩がある。一部を拙訳すれば、<いかに残酷な時もひるみはしなかった。泣き叫びもしなかった こん棒で打ちのめされ、頭から血を流しても決して屈服はしない>。英国では有名な詩だが、南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離)運動の指導者だったネルソン・マンデラ元大統領が長い獄中生活時代、この詩を心の支えにしたことでも知られるようになった。

 マンデラさんと、ラグビー南ア代表チームの苦難と栄光を描いた同名映画を覚えている方もいるか。大統領に就任したマンデラさんはラグビーを黒人と白人の融和のシンボルとしたいと願い、弱かった代表チームの強化を目指す。結果、不屈の努力で一九九五年のW杯優勝を成し遂げる。

 ラグビー日本代表が体格、実績で仰ぎ見るほど格上の南ア代表に勝利した。なお信じられぬ快挙である。マンデラさんも悔しがったか。されど、日本代表をこっそりと褒めてくれる気もする。最後の逆転トライといい、<インビクタス>の心は巨人を前にした日本代表の方が間違いなく上回っていた。
 妙な偶然がある。日本代表が次に挑むスコットランド戦が行われる英国南部のグロスター。幼少期に病で足を切断しても、屈服などしなかった<インビクタス>の詩人の故郷である。

筆洗@東京新聞 9/22
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ilovrsun☼


  


Posted by ilovesun at 08:39Comments(0)思い出スポーツ

2015年09月22日

大野均選手

 ラグビー史上最大の番狂わせ!...そんな日本代表の屋台骨を支えるのはFWの大野選手! ただ彼がラグビーを始めたのは何と大学に入ってから(しかも弱小チーム)だなんて信じられない活躍です!!
 よく行くお寿司屋さんの大将とは名の漢字こそ違いますが同姓同名、そんな愛着もあってまだまだ頑張ってほしいものです。

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 慶大ラグビー部に受け継がれている言葉に「花となるより根となろう」がある。下支えの大切さを説く。さしずめ、華やかなバックスのトライをお膳立てをするFWは根だろう。実直な東北人にふさわしいポジションではある。
 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本代表に、東北から大野均(日大工学部出)畠山健介(仙台育英高-早大出)真壁伸弥(仙台工高-中大出)三上正貴(青森工高-東海大出)の4選手が名を連ねた。全員FWである。
 異色なのが大野選手。郡山市出身で、大学入学後にラグビーを始めた。同じ日大でも、郡山にある工学部のチームは東北地区リーグに属する。トップレベルでプレーをしたのは東芝府中(現東芝)入りしてからだ。
 つらい練習をいとわず、試合中は骨惜しみせず走り、密集の激しいボール争奪戦に体を張る。モットーは「灰になってもまだ燃える」。強靱(きょうじん)な足腰は、子どものころに実家の牧場の手伝いをしたことで培われたというのも泣かせる。
 代表最年長の37歳で、国際試合の出場数は歴代最多の93。W杯は3度目の今回が最後となる。開幕は18日。日本は過去7大会で1勝しかしていない。「世界から尊敬を集める結果を残す」と大野選手。東北人らしい献身的働きで日本に花を咲かせてほしい。

春秋@河北新報 9/7
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ilovesun

  


Posted by ilovesun at 16:47Comments(0)

2015年09月15日

歌手の平原綾香さんは、野球選手がコンダラという... 

 間違い!特に子どもの間違いには素直さと温かさと楽しさがありますね!(^^)!
 それに引き替え大人は・・・とやっぱり思ってしまいます!

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余禄@毎日新聞9/13

 歌手の平原綾香(ひらはら・あやか)さんは、野球選手がコンダラという器具で体を鍛えていると思っていた。「巨人の星」の主題歌の一節「思い込んだら試練の道を」を、頭の中で「重いコンダラ……」と変換していたからだ。
 思い込みで有名なのは向田邦子(むこうだ・くにこ)さんの随筆「眠(ねむ)る盃(さかずき)」だ。「荒城(こうじょう)の月」の「めぐる盃 かげさして」をなぜか「眠る盃」と歌ってしまう。子供のころ、父の宴席に残っていた盃の酒が「ゆったりと重くけだるく揺れる」のを知り、「酒も盃も眠っているように見えた」と、しっとりした落ちがついている。
 童謡「赤い靴」の「異人さんに連れられて」が「いい爺(じい)さん」に聞こえたり、唱歌「ふるさと」の「兎(うさぎ)追いし」を「うさぎ美味(おい)し」と覚えていたり……。子供の柔らかな頭にメロディーと一緒に入ってくる歌詞の変換ミスは、パソコンとは違って独特の味わいがある。
 歌に限らない。児童文学作家の中川李枝子(なかがわ・りえこ)さんは「欲しがりません 勝つまでは」の戦時標語を「星が出ません 勝つまでは」と勘違いしていた(私の「戦後70年談話」)。戦争中の夜空はきっと真っ暗なイメージだったのだろう。
 こちらの歌はどうか。自民党歌「われら」(岩谷時子(いわたに・ときこ)作詞)は「われらの国に/われらは生きて/われらは創る/われらの自由」で始まる。変換ミスは起こしそうにない。でも、この党は「われらの自由」を、自分たちが好き勝手に振る舞える自由と勘違いしてはいないだろうか、と心配になる。
 一色に染まらず、誰もが自由に意見を言える国へ。歌の本旨はそこにあるはずだ。国会の最終盤が近づく。自民党議員は虚心に党歌を聴いた方がいい。

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ilovesun


  


Posted by ilovesun at 11:48Comments(0)

2015年08月20日

日本のいちばん長い日

天声人語@8月16日

 歴史に触れて欲しいという親心だろうか。公開中の映画「日本のいちばん長い日」を見に行くと、10歳前後とおぼしき男子を連れたお母さんがいた。少年には重いテーマだが、先の戦争に関心を持ち、学ぶきっかけになればいいと思った。
 降伏か、一億玉砕も覚悟の徹底抗戦か。70年前の夏に繰り広げられた政治劇である。「聖断」を下した昭和天皇をはじめ、鈴木貫太郎首相、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣らを軸に、極限的な攻防が続く。彼らの人間的な、また家庭的な側面も彩り豊かに描き、分厚い仕上がりになった。
 原作の同名ノンフィクションを書いた半藤一利さんが映画のパンフに言葉を寄せている。戦争を始めることはある意味で簡単であるが、終えることは本当に難しい、と。まさに戦争の恐るべき本質を教えられる作品だ。
 原田眞人(まさと)監督の言葉もずしりと響く。「『国を残すために軍を滅ぼした』という姿勢を今後も継承してもらいたい」。歳月が過ぎ、敗戦の記憶が遠のいていくことへの危機感に共鳴する。
 きのう、天皇陛下は全国戦没者追悼式で「さきの大戦に対する深い反省」を述べた。追悼式の「おことば」では初めてという。「平和の存続を切望する国民の意識」にも新たに触れ、それに支えられて我が国は今日の平和と繁栄を築いてきたとした。
 今年の年頭、満州事変以後の歴史を学ぶ大切さに言及したことと併せ、強い思いが伝わる。平和を切望する意識が、映画館で見かけた少年らの世代にも引き継がれてほしい。

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ilovesun



  


Posted by ilovesun at 10:22Comments(0)思うことニュース批評

2015年07月31日

R.I.P. ~安らかに眠れ~ Boston Redsox トリビア

 昨日、先日亡くなられた鶴見俊輔さんの人となりに関する東京新聞のコラム「筆洗」をfacebookに転載しましたが、お友だちから「R.I.P.」というコメントが……これにちょっとビビッと来たんです!

 R.I.P. Rest In Peace の略で訳すと「安らかに眠れ」、日本で言えば「ご冥福をお祈りします」のような故人に対する追悼の言葉。

 話しは少し飛びますが、私は自他ともに認めるMLB(メジャーリーグベースボール)のフリークで鶴見俊輔さんが学生時代を過ごしたボストンを本拠地とするレッドソックスの熱狂的ファン!そのレッドソックスがホーム球場として使っているアメリカ最古のフェンウェイパークにはR.I.P.にまつわるとてもイイ話があるんです。
 フェンウェイと言えばMLBフリークならずとも米国人の誰もが知っている高さ12メートルのレフトスタンド、通称グリーンモンスターが超有名で、そこには試合経過を表すスコアボードと、その右側には他球場の試合経過を伝える部分も…




 写真をよく見てください!仕切りになっている縦線の中に小さな点と線が入っているのが分かりますか?…実はこれモールス信号なんです!これを解読すると、左側は「TAY」、右側は「JRY」、それぞれThomas Austin YawkeyとJean Remington Yawkeyの略で、これは前オーナーだったヨーキー夫妻のイニシャル!…30歳で球団を買収して以来70年間レッドソックスとフェンウェイを守り続けたヨーキー夫妻に敬意を示したものなんです。

 そして気付きませんか?…上の方にはR.I.P.とは並びが逆ですがP.IN.Rの文字が…これ実際には他球場の試合状況、P=ピッチャー、IN=イニング、R=ラン(得点)を示すものですが、レッドソックスファンはそこにヨーキー夫妻への追悼と感謝の想い=R.I.P….Rest In Peaceを重ね合わせているのです。ちょっとグッときませんか?

 鶴見俊輔さんがフェンウェイでレッドソックスの試合を実際に観たかどうか定かではありませんが、観たとすると、もしかしたらそこにはヨーキー夫妻もいたのかもしれませんね(^^)

ilovrsun☼


  


Posted by ilovesun at 18:59Comments(0)スポーツ

2014年09月08日

中秋の名月...誰のものでもない美しさ♪

「なぜ月はあんなにも美しいのだろう。なぜだ? たぶん、月に持主がいないからだろう」by 井上ひさし…

今日は十五夜ですね~♪

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天声人語@朝日新聞 9/8

 こよいは旧暦の8月15日、中秋の名月が昇る。雲さえなければ日没前に東の空に現れる。多雨のきわまった夏を過ぎて、こんな年こそ、山吹色の輪のなかで餅をつくウサギをしみじみ眺めたい。
 もう名月? 早いな、と思う人もおいでだろう。10月に入ってやっとめぐってくる年もあれば、9月初旬に早々と訪れる年もある。これだけ早いのは38年ぶりという。去年は9月19日、おととしは9月30日だった。ただし、十五夜が必ずしも満月とは限らない。
 今夜は少し欠けていて、明日の夜に満月になる。楕円(だえん)軌道をまわる月の位置が地球に近いため、普通より大きく見える「スーパームーン」だ。ススキに団子もいいが、双眼鏡一つあれば興は増す。
 お月様の顔がはっきり見える。勝手な連想ながら、しばらく前の朝日歌壇にあったユーモラスな一首がふと浮かぶ。〈新しい眼鏡で私を見るたびに「うわっ」てどういう意味です?父さん〉藍原秋子。
 ちなみに月の年齢は約45億歳である。資源への関心からか、月をめぐる探査が近年熱を帯びている。人類初の月到達から45年、手つかずの星の利用価値に各国の思惑が入り乱れる。中国には2025年ごろに人を送り込む構想があるらしい。
 井上ひさしさんの芝居「芭蕉通夜舟(ばしょうつやぶね)」に、こんなせりふがあった。「なぜ月はあんなにも美しいのだろう。なぜだ? たぶん、月に持主がいないからだろう」。国や組織や個人が所有権を呼号し合う。そんな人界の欲望を、月世界に持ち込むなかれ。

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ilovrsun☼

  


Posted by ilovesun at 16:26Comments(0)思うことニュース批評

2014年08月23日

バックビルディング現象??? カタカナ語の反乱

けだし、僕も英語が得意な方なのでそういう傾向は強い!反省せねば…と思うと同時にひとりでも多く広島土砂災害の行方不明者が助け出されることを祈る。

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筆洗@東京新聞コラム 8月23日

最大で高さ十五キロ。それほど巨大な入道雲が続々と生まれ、一列に行進しながら、ひとところを襲い続ける。あまりに多くの犠牲者を出した広島の豪雨・土砂災害は、そんな積乱雲の波状攻撃でもたらされたという。一つの積乱雲の後方(バック)に積乱雲が次々形づくられるので、「バックビルディング現象」と呼ぶ。

三年前の新潟・福島豪雨やおととしの九州北部豪雨など、この現象は大災害をもたらしてきた。それほど危険な「怪物」であれば、その名を覚えておいた方がよさそうだが、長たらしい英語を聞いてどれほどの人が漠然とでも理解し、覚えられるか。何か適切な訳語はないのかと思う。
この言葉に限らず、理解を拒むようなカタカナ語が公文書や報道で使われすぎる。このままでは大切な情報を受け取っても理解できない人を増やしかねない。そういう危機感から数年前に国立国語研究所が外来語の言い換えを提案していた。

イノベーションに応じ、ハザードマップのアクセシビリティーを高めていかないと、デジタルディバイドが拡大しかねない…ではちんぷんかんぷんだ。「技術革新」に応じ、「災害予測地図・防災地図」の「利用しやすさ」も高めないと、「情報格差」が拡大しかねない…でいいではないかという提言だった。行政や報道の現場などであらためて考えたい、カタカナ語の氾濫対策である。

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Ilovesun☼




  


Posted by ilovesun at 11:34Comments(0)ニュース批評

2014年08月22日

ギャンブル依存症

「美崎町中毒」の僕が言うのもなんですが(^_^;) 以下の現状を考えるとカジノはやっぱりどうかと思いますね~!

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俳優の六角精児(ろっかくせいじ)さんは仕事がなかったころ、パチンコ漬けの暮らしを2年間続けた。毎朝10時から夜まで打つ。「漂うような焦燥感と沈んでいくような快感」があった。エッセー集『少し金を貸してくれないか』にそう書いている。

パチンコをしたことはほとんどないが、逆境にあるときの心理としてはわかる。六角さんは40歳過ぎまで「ギャンブル依存症」だった。金銭面でも人間関係でも色々とつらい思いをし、金輪際やめようと心の中で誓ったことは何百回にも及ぶという。

海外のカジノに大金をつぎこんでいた大王製紙の前会長も、ギャンブルの快感を著書で語っている。「ジリジリと焼け焦がれるような感覚がたまらない」。夢中になると、丸1日半なにも食べなくても腹が減らないのだそうだ。

すさまじい世界である。こうした依存症の疑いのある人が、日本には536万人もいるらしい。厚労省の研究班が推計をした。ギャンブルを我慢することができない「病的賭博」が疑われるのは、成人全体の4・8%。男性に限れば8・7%に達する。

気になるのは、この割合がほかの国に比べ突出して高いことだ。ふつうは1%前後だという。この違いはなにか。パチンコなど手軽なギャンブルがどこにでもあるからだろうと専門家は見る。

日本でカジノを解禁する法案が国会にかかっている。六角さんは「元中毒」の立場から反対する。国内につくれば「病人」が増え、社会が荒廃するに違いない、と。まことに説得力がある。

天声人語@朝日新聞 8月22日

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なるほど納得です...ilovesun☼

  


Posted by ilovesun at 16:00Comments(0)ニュース批評

2014年05月02日

日米安保条約第5条

久しぶりですがGWで時間をもてあましていたので書いてみました(*^_^*)

先日の日米首脳会談で安部さんはオバマ大統領から「尖閣は日米安保条約第5条の適用範囲である」との言質を引き出しましたね!
これについて安部さんは自画自賛ともとれる発言していますし、読売・産経など右系のマスコミの論調もこれは日本の外交・安保にとって大変大きな成果を上げたぞ~!みたいなものですが!?

このような評価について僕は疑問ありありですね~
ただその一方で、安部さんのことが嫌いな左翼の人たちが異口同音に「そんなことは、ヒラリー(元国務長官)もヘーゲル(国防長官)も言っていた周知の事実で、オバマの単なるリップサービスに過ぎない」と批判しているのにもはなはだ疑問です。
と言うのも、単なるリップサービスだとしても大統領と他の人が言うのとではその差が歴然ですし、これについて中国が即座に反発したことを思えば、外交・安保上のインパクト、中国に対する日米安保の抑止力が働いたことは明らかだからです。

正直僕も安部さんは嫌いですが、だからと言って「嫌い」の勢いを買って安部さんを批判するような浅薄な議論はしたくありません。なぜなら僕の安部さんに対する評価は、知識が浅はかで薄っぺらい議論をする人、まさに「浅薄」そのものだからです!
批判するにしても好き嫌いの感情が支配した浅薄なものではなく、事と次第をきちんと把握し、その中身を十分に吟味し、それに基づいて議論を深く掘り下げることこそが大事だと思っています。

で、ここからが本題なのですが、今回のオバマの発言でどうやら安部さんも多くの日本人も「中国が尖閣に攻めてきたらアメリカ軍は自衛隊と一緒に戦ってくれる」と思っているようですが、それはホントでしょうか?

オバマの首脳会談後の記者会見で発言を振り返ると、日本の施政権下(日本が実質的に管理している)にある尖閣を日米安保条約第5条の定期用範囲だとは明言しましたが、領有権(どちらの国の領土かということ)については日本・中国二国間の問題だとして従来の姿勢を崩しませんでした。

また「中国が尖閣に攻めてきたらアメリカ軍は即座に自衛隊と一緒に中国と戦うのか?」というアメリカ人記者の質問に対しても、それには答えず日本と中国が仲よくすることが大事だと答えるにとどまりました。

一方で、尖閣は日米安保条約第5条の適用範囲だと言いながら、也方で中国が攻めてきたら自衛隊と一緒に戦うとは明言しない!?

安部さんや多くの日本人の考えが正しいとしたら…違和感ありますよね~

この違和感を解消するためにはまずは事と次第をきちんと把握すること!
まずは、日米安保条約第5条には何が書いてあるか紐解いてみます↓

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第五条(共同防衛)
1.各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
2.前記の武力攻撃及びその結果として執った全ての措置は、国際連合憲章第五十一条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全を回復し維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。
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一見すると、安部さんが言うように何かあったらアメリカ軍は尖閣を守ってくれる、と思ってしまいそうですが…そう単純な話ではありません!

ポイントは1項の「自国の憲法上の規定及び手続に従って」という記述です。
日本は憲法上の集団的自衛権は行使できないので、アメリカが他国から攻められたとしても自衛隊は応援することは出来ないということは周知の事実ですが、アメリカだって戦争をするのはそんな簡単ではないのです。
アメリカの戦争は、合衆国憲法においてそれをするかどうかの判断は連邦議会に委ねられているので原則的に議会の承認が必要なのです。

ただそれだと国際紛争の緊急事態に対応できないので連邦議会は「戦争権限法」で48時間以内の議会への報告と60日以内の議会承認の取ることを条件に大統領に対して戦争をする権限を与えているので、その限りにおいては少しばかりですが尖閣についてアメリカの力を期待できるかもしれません。

でもオバマはそこには言及しなかったんですよね!?

そう言えば、シリヤのアサド政権が化学兵器を使った証拠があるからシリヤを攻撃するとあれだけ国際社会に表明しておきながら、オバマはあとで議会の承認を取れないと判断するや否やシリヤへの攻撃をやめてしまったのはつい半年も前のことです。

次に、何か事が起きたとき日米が安保条約に基づいてどう協力するかは「日米防衛協力のためのガイドライン」に定められていますが、そこに島しょ地域の防衛については第一義的に日本だけで行うとされているのです。
つまりガイドラインでは中国であれどこの国であれ外国が日本の離島に攻めてきたときはまずは日本だけで防衛を行うということになっているのです。

どうやら思っていたよりアメリカは日本を守ってくれそうにありません。

次に同じ安保体制でもアメリカが日本以外の国々とどういう内容の条約を結んでいるのかも気になりますよね!
最も有名なところでNATO(北大西洋条約機構)がありますが、その条約の条文にはこんなもの日米安保第5条にあたるこんな記述があります↓

*********************************
第5条(集団防衛)
欧州又は北米における一又は二以上のの締約国に対する部武力攻撃を全締約国に対する攻撃とみなす。
締約国は、武力攻撃が行われたときは、国連憲章に認める個別的または集団的自衛権を行使して、北大西洋地域の安全を回復し及び維持するために必要と認める行動(兵力の使用を含む)を個別的に及び共同して直ちにとることにより、攻撃を受けた締約国を援助する。
*********************************

日米安保条約との大きな違いはどこか分かりますか?
そうです!それぞれの憲法の制約を受ける日米安保条約と違って、条文に「直ちに」と記述があるように北大西洋条約で締約国はそれぞれの憲法の制約は全く受けず即座に行動が出来るようになっているのです。

NATOと日米安保の差は歴然!いよいよ安部さんの話は怪しくなってきました。

事と次第の把握をこれくらいにして、これらを吟味するとこんなケースが想定出来るかもしれません…

中国が尖閣に攻めてきた。

日本はそのうちアメリカの応援があると期待しつつもガイドラインに基づいて第一義的に自国だけで防衛行動をとった。

しかし、日本の防衛予算の4倍もある中国の軍事規模は圧倒的に大きく瞬く間に尖閣を占領されてしまった。

それでも日本はアメリカの応援があり次第再び尖閣を奪還するつもりだったが、アメリカはこんなことを言ってきた。

中国の占領によって尖閣の施政権はすでに中国に移っており、その時点で尖閣は日米安保第5条の適用範囲外になってしまった。
よってこの紛争にアメリカの軍隊を出す協力は出来ない!… と

中国が尖閣に攻めてくることも含めて実際起こり得ない話ですが、オバマが尖閣は日米安保条約第5条の適用範囲だと明言しつつも、アメリカ人記者の「中国が尖閣に攻めてきたらアメリカ軍は即座に自衛隊と一緒に中国と戦うのか?」質問に対して何も答えなかったのは、前述した想定オバマの頭の中に広がっていたからだと考えるのはあながち間違っていないと思うのですが…

ilovesun☼


  


Posted by ilovesun at 17:15Comments(0)ニュース批評

2014年01月15日

脱原発 東京都知事選挙

白内障を患ってしまいキーボードを打つ要領を得ず半年ぶりの更新ですが(--〆)

細川元総理の出馬表明で俄然面白くなってきた東京都知事選挙について一言…

ニュースなどで本来原発政策は国政の課題で東京都など地方行政の政策課題ではないという
政府高官の話があったり、それを支持する論調がもりますが、それには異議を唱えたいと思います!

というのも、地方行政のトップが原発政策に大きな影響を与え、重大な事故を防いだ実例があるからです…

亡くなられましたが、東日本大震災の二次災害である福島第一原発事故が発生したとき
東京電力福島第一原発の吉田所長が事故収束のために現場に指示を出したり
官邸や東京電力本社と侃々諤々のやり取りをいていたことは
ニュースでも映像付きで放送されていたので有名な話ですが…

その拠点となった福島第一原発の「免震重要棟」は
事故のわずか8カ月前に出来たものだということはあまり知られていません。
この免震重要棟の設置はまさに地方行政の取組みなしにありえなかったものなのです!

2007年中越沖地震が発生した際、柏崎刈谷原発で火災が発生しましたが
発電所緊急対策室のホットライン(消防署への通報・緊急連絡線)は地震により
対策室入口扉が開かず、消防署への連絡は12分も遅れてしました。
その結果消防隊はすでにその他の地震に関わる事故に対処していたため
消防隊が現場へ駆けつけ鎮火作業を開始したのは事故発生から1時間20分も後で
あわゆく大惨事になるところでした。

このことを大きく問題視した新潟県の泉田知事は
天災による二次災害を含め大小様々な事故が起こったときそれに対処できる司令部が不可欠だとして
柏崎刈谷原発を始めとする東京電力管内の原発へ「免震重要棟」の建設設置を強く働きかけたました。
その結果として柏崎刈谷へ免震重要棟が設置され、その後福島第一にもそれが設置されたのです。

幸運にもそれは東日本大震災が発生する何と!わずか8カ月前のことだったのです…

つまり、地方行政の長たる新潟県知事の取組みがなければ福島第一に免震重要棟は無く
事故への対処が出来ず、今よりももっと大きな惨事をまねいていたかもしれません。
それを考えれば、泉田知事のように原発に関わる地方の首長が
原発問題を政策課題に据えるのは至極当然のことです。

加えて、今回の都知事選挙で争点化されるべきだとされている
東京直下型地震への対策との関連、つまり防災政策という意味では
その二次的災害を引き起こす可能性のある原発事故を「原発ゼロ政策」によって防げれるとすれば
当然、東京の防災にも大きく貢献できるものとして検討に値するはずです。

さらに言うならば、現在の原子力規制庁の原発再稼働の基準には
事故が発生したとき原発周辺に住む住民が適切に避難するためのハードとソフト
(避難に必要な道路網の整備や緊急避難連絡システム、避難計画や訓練の実施)が
含まれておらず、事故対応策という意味で極めて不十分なのです。

これにはきちんとしたシュミレーションとその対処に係る費用の算定をしなければなりませんが
おそらく現在原子力規制庁が原発周辺住民の避難に係る対策を規制基準に含めず
それは自治体がすることだと事実上自治体に丸投げしているのは
これを基準に含めてしまうと、それを整備する技術と時間やそれに係る費用の確保という意味でも
その規制基準をクリアして再稼働できる原発が皆無だということを知っているからです。

でもアメリカなどでは住民の避難に関わる様々な整備も原発をつくる要件になっているんですよ!

つまり、原発に関係する自治体の首長が原子力規制庁の現在の現在の基準を良しとすることは
一方で、事実上不可能な住民避難に係るすべての責任を安易に受け入れるということになり
自ら首長を務める地自体の住民を危険にさらすということに他ならなうと思います…

もちろん他のことも大事ですが、東京都知事選挙での脱原発の争点化は大賛成です(^O^)/

ilovesun☼


  


Posted by ilovesun at 21:53Comments(0)思うことニュース批評

2013年06月17日

左翼はクソ?

復興庁の参事官水野靖久さんによるツイッターでの「左翼のクソども・・・」などの発言問題…
耳を疑う?というか、あきれると言うか、絶句してしまいますが、これって、水野参事官だけの問題なのでしょうか?

復興庁をはじめ多くの官僚のみなさんが、震災被災者をはじめ私たち国民のために一所懸命働いていると信じつつも、水野参事官のような考え、つまり「オカミの言うことにはダマって従え、従わないやつは左翼のクソどもだ」的な考え、を持っているのは彼だけではないのではないはず?という考えもあって、Facebook 、Twitter、その他のネットメディアを調べてみたら、出るわ出るわ!

これは主要メディアではほとんど報じられていませんが、最初は何と安部総理!!!

水野参事官の発言問題が取り沙汰される数日前、渋谷で東京都議選の応援演説をしていた安部総理の前を、その演説よりも何日も前に、場所も時間もきちんと指定して、当然警察の許可も取って行っていたTPP反対のデモ行進が通りかかったとき、安部総理はそれにイラッとしたのか?演説でそのデモ行進を選挙妨害と揶揄したり、加えてその後には Facebook でもこんなコメントをアップ ↓

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渋谷には本当に沢山の皆さんが集まって頂き感激しました。聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて、マイクと太鼓で憎しみ込めて(笑)がなって一生懸命演説妨害してましたが、かえってみんなファイトが湧いて盛り上がりました。ありがとう。前の方にいた子供に「うるさい」と一喝されてました。立派。彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした。

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オカミのトップである総理大臣の方針に反対する人は、安部総理も「左翼」であると考えているようです…

ただ「左翼」という言葉やその考え自体は思想信条に関わること、つまり良いとか悪いとかではないので、安部総理が自信を持ってその考えを押し通すなら、百歩譲って少しは勇ましいと安部総理を評価したいところですが…

さすがの安部総理もマズイと思ったのでしょう!?

Facebook でアップしたこの発言を、秘かにかどうかは分かりませんが一度は削除!

でも、そのあとが超カッコ悪い!

その後、Facebook でアップしたことはそれにリアクションがあれば、たとえ安部総理が削除したところで、リアクションしたユーザーのアカウントにはそれが残ってしまうってことに気付いたのでしょう?

何と!一度は削除したこの発言をあわてて再アップ!

勇ましく本音を言って、でも、マズイと思って、だから、削除して、そしたら、バレルことが分かって、それで、仕方なないと思って、またまた、アップ!

何この接続詞のオンパレード!!!

この安部総理の思考って更迭された水野参事官よりもカッコ悪いかもしれません(>_<)

そして次、出るわ出るわのもう一人は、日本代表の国連人権大使の上田秀明氏!

このブログでも何度も取り上げてますが、死刑制度や被疑者拘留期間の異常な長さなど日本の刑事司法制度に対しては国際的にも大きな批判があって、これは国連の人権委員会でも大きく議論される問題です…

その国際人権委員会に日本を代表して出席するのが上田大使…なのですが

その上田大使が、先月の5月22日にスイスのジュネーブで開かれた国連人権委員会でこう発言をしたとき ↓

We are one of the most advanced country in this field ...
我が国はこの分野(人権)において世界で最も進んだ国の一つです…

元裁判官でモーリシャス共和国代表の人権大使ドマー委員が「フフフ」と失笑…

そしたら上田大使はあろうことに国連人権委員会での公式な発言中であるにもかかわらずこんな暴言を ↓

Don't laugh...why you are laughing...Shut up! Shut up!
笑うな、何故笑うんだ、黙れ!黙れ!

ハイ、その映像 YouTube ↓



ただただビックリする日本人として恥ずかしくて論ずるに値しないことなのであまり言いたくありませんが、一つだけ言わせてもらえば…

冒頭に「オカミの言うことにはダマって従え、従わないやつは左翼のクソどもだ」的な考えを持っているのは水野参事官だけなのかという疑問を呈しました…

たしかに上田大使はドマー委員に対して「左翼のクソども」なんて言ってませんが、「Shut up!」発言には文字通り、水野参事官や安部総理が普通の日本国民対して思っているように、アフリカの小国は先進国日本の言うことを「ダマって聞け」的な大きなオゴリを感じてしまいますね(>_<)

日本のエライ人は自分たちのことをどこまでエライと思っているのでしょう?そしてそんなことばかり考えている同じ穴のムジナだらけなんでしょうか?

ilovesun☼













  


Posted by ilovesun at 18:18Comments(0)ニュース批評

2013年06月08日

エビチリ

前回、冷やし中華を作ったときのエビがまだまだ残っているので…
今回は、これ ↓ エビチリにしました(^O^)/



原価はエビチリが約500円、ワンタン麺が約200円、ご飯は分かりません…
エビはまだまだ残っているので、次は何にしようか考え中です(*^_^*)

ilovesun☼

  


Posted by ilovesun at 12:44Comments(1)料理

2013年06月06日

原価報告!(^^)!

昨日のお昼、隣のあっこちゃんのリクエストに応えて冷やし中華を差し入れした…

それを、あっこちゃんが写真 ↓ とともに Facebook にアップしたもんだから
うれしいことに「美味しそう!」的なおほめの言葉とともに…
原価無視の豪華トッピングだ~(^O^)/的なコメントもいくつかあったので…
ちょっと原価を計算してみました!(^^)!



麺は荷川取そばのストレート生麺1袋60円を1と3分の1使ってで80円…
海老は冷凍のむき海老で45匹入って1,980円のを6匹使って264円…
鶏肉はカネヒデで100g48円ものを約200g使って約100円…
キュウリは実家からもらったものだが、買って1本まるまる使っても約50円…
ハムは10枚入り248円のを2枚使って約50円…
玉子は10個128円のを1個使ったので約13円…
醤油の甘酢ダレは自家製なのでどんなに掛かってたとしも20円くらい…
ゴマドレッシングは1本108円のものを4分の1くらい掛けて約27円…
これに料理に係る水道光熱費として材料の合計額の5%くらいをプラスすらなら30円…

ということで、原価も経費も合わせて東京スカイツリーと同じ(^^ゞ634円でした…

お店で出すにはだいぶ高い原価ということになるかもしれませんが
マクドナルドのスマイルと同じで、僕のクッキング料も当然0円なので…
自分で作るってことの醍醐味はもしかしたらお店より豪華に楽しむって…
ことなのかもしれませんね(*^_^*)

ilovesun☼


  


Posted by ilovesun at 17:31Comments(0)料理

2013年06月04日

乙武洋匡

著書『五体不満足』で有名な作家の乙武洋匡さんが、
予約して行ったエレベーターの無い東京・銀座のイタリアンレストランに
車いすでの入店を断られたことをそのレストランの店名とともに
ツイッターで明かしたことが先日話題になりました…

入店を断ったお店側が一斉に批判を受け、店主がネット上で謝罪したり
一方ツイッターで61万人のフォロワーを有する影響力の大きい乙武さんが
店名まで明らかにするのは客の横暴だなどとネット上で批判が高まり
それを受けて、店名までツイートしたのは間違いだったとそれを謝罪したり
ネット上で様々なやり取りがなされそれが大きな話題となったのですが…

僕からすると、乙武さんも店側もそれぞれを支持するネットユーザーも
正直、ん~ ・・・ という感想です…

というのも、先日生活保護について書いたときも指摘しましたが、
日本は「貧困」を個人の問題に帰着させてしまう、それが問題と言いましたが
この乙武さんのツイート騒動の問題も同じことが言えると思うからです…

この問題は、端的に「ノーマライゼーション」の問題と言えますが
つまりハンディを持った人も持たない人も同じような生き方ができる社会
私たちが日本人が欧米同様に成熟した社会で暮らす人間として
いかにこのノーマライセーションを実現するかというとても大切な問題ですが…

私たち日本人は生活保護と同じようにこのノーマライゼーションも
今回の件についても現場にいた乙武さんとお店だけの問題にしてしまう…
積極的に関与しようとする第三者の存在がないことが一番大きな問題なのです…

乙武さん:車いすなので入店に必要なスタッフを下まで寄こしてもらえますか?
お店側 :すみません、今手が足りないのでスタッフを差し向けられません…

こんなやり取りのあとに乙武さんがツイートしたわけですが
場所は銀座、人気のレストラン、周りにひとはたくさん…
これが、例えばニューヨークで同じような状況があったとしたら
車いすの乙武さんがレストランのあるビルの前で右往左往しているだけで
どうかしましたか?上に行きたいなら運びましょうか?など
何人も寄ってきますし、乙武さんも気軽に周りにヘルプを求めているはずです…

貧困が個人ではなく地域や社会問題と考えることが重要なのと同様に
このノーマライゼーションも個々の問題ではなく
周りの問題、第三者の問題と考えることがとても重要だと分かると
もっと住みよい社会になるほずですよね!(^^)!

ilovesun☼



  


Posted by ilovesun at 19:43Comments(0)思うことニュース批評人物