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2015年11月03日

猫 源氏物語

 無理することなかれ!...途中でやめようが、飛ばそうが、一箇所だけつまみ食いしようが読書は読書!!
 気楽に行こう「読書の秋」(^J^)

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 最近、自宅で猫を飼い始め、相好を崩している知り合いが何人かいる。たまたまかと思っていたら、時代の流れもあるらしい。ペットとして飼育される猫の数が、犬の数を抜きそうだという。業界団体の予想を先日の本紙が報じた。

 テレビやネットでも確かに猫人気は高い。一方、犬の飼い主は高齢化し、飼育数が減り続けているログイン前の続き。猫派の方々、犬派の方々、どちらもという方々、どんな感想を持たれただろう。

 「神秘感がある。無邪気にして、かつ魔的」。猫をそう称賛したのは作家の故丸谷才一さん。「まことに誠実で、飼い手の思う通り」と犬を評したのは、国語学者の故大野晋さん。両者の特性を語りあった対話は、お二人の共著『光る源氏の物語』で読める。

 丸谷さんが断じるに「日本文学史を闊歩(かっぽ)するすばらしい猫」が2匹いる。1匹はむろん漱石の吾輩(わがはい)。もう1匹は源氏物語の「若菜」の巻に登場する。素養なき身は教えられるばかりだが、主人公の正室女三(おんなさん)の宮(みや)の愛猫だ。

 「ねうねう」。いじらしく鳴くこの猫が、女三の宮と柏木との不義の恋を絶妙に彩る。片思いの柏木は策を用いて猫を手に入れ、身代わりのように可愛がる。こんな役回りは犬にはできないとは大野さんの言だ。犬派には異論もあろうか。

 一昨日は源氏にちなむ「古典の日」だった。きょう、文化の日。日頃縁遠い書物に挑むのもいい。早々にくじける人が多いという源氏だが、前半は飛ばしても「若菜」だけは読んでというのが、お二人の助言だ。

天声人語@朝日新聞 11/3

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ilovrsun☼
猫 源氏物語



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Posted by ilovesun at 16:10│Comments(0)日常
 
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