太陽がいっぱい

急告
特別女子従業員募集、衣食住及高給支給、前借ニモ応ズ
地方ヨリノ応募者ニハ旅費を支給ス
東京都京橋区銀座七ノ一　特殊慰安施設協会

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これは昭和20年9月4日から連日毎日新聞に掲載された新聞広告
ちなみに「特殊慰安施設協会」とは終戦直後日本国憲法制定以前の内務省が日本の子女を守るためにとの理由で慰安婦を進駐軍に提供するためにつくった組織のこと…

昨日橋下大阪市長が「慰安婦は必要だった」と発言して大バッシングを受けているが…
過去の日本政府が進駐軍を相手にする慰安婦の募集を先頭を切って行っていたというのは上の記事からも明らか…

しかも橋下市長の話の内容をよく聞くと従軍慰安婦強制連行の問題についても
その被害に遭ったと言っている方の話をきちんと聞くべきだとも言っている…

橋下市長は弁護士なので、彼が日本の弁護士になったのだと仮定したらこう言いたいのだと思う…

セクハラ裁判みたいなもので、証拠があろうとなかろうと
日本に慰安婦として強制連行されたと主張する韓国人被害者ががこんなにたくさんいるのだから
日本に強制連行の意図ががあろうとなかろうとそれは事実として認めなければならない…

ただ一方で当時の状況は
日本軍であろうとなかろうと戦争をする軍には従軍する慰安婦が必要不可欠であったというのも事実
だから、日本もその必須の要請に応えるために官民連携で法的な禁じ手をとってしまったのかもしれない…

その意味で、当然犯した罪の報いは受けなければならないが
ただ、現代における倫理的視点・人権思想を基に当時犯した日本の罪を裁くのではなくて
あくまでも当時の状況と当時の倫理的視点で日本の罪を裁いてほしい…

と言っているように僕には聞こえる…

そう考えると
「強制連行の事実を示す証拠はない（セクハラをした物的証拠はない）」と言って
たとえ証拠がなくても状況的に慰安婦の強制連行はあったと認めた河野談話の抜本的修正を
ことあるごとに示唆する安部さんより、橋下市長の発言は歴史に向き合っている感じがして…

はるかにマシだと思う…

ちなみに僕は従軍慰安婦の強制連行はあったという見解ですし、その歴史の解決は積極的に行うべきだと普段から主張していますが、その一方で歴史的文脈からあまりにもかけ離れ過ぎるとこの問題の本質を見失うとも思っています…

ilovesun☼