2013年02月25日
遠隔操作 なりすまし事件 (3) : 逮捕に至る経緯
今日は第3回目
前回は私の身近に起こった事例を紹介して、遠隔操作なりすまし事件の誤認逮捕は対岸の火事では巻く自分自身に身にも起こりうることで、そうなってしまうしまうのは警察や検察の犯罪捜査の仕方に大きな問題が潜んでいると書きました…
もちろんその問題意識は変わりませんが、今日はちょっとワイドショーチックに片山容疑者が逮捕された経緯と状況証拠について時系列で検証したいと思います…
(1)まず、昨年11月東京都と山梨県の間にある奥多摩山系の「雲取山」あたりで片山容疑者の車が確認されています(ETC履歴及びNシステムによるものとされている)。この雲取山は一昨年の10月私が登山してその下山中に転んで尾骨を折ってしまった「唐松尾山」のすぐ近くにあるので名前だけは憶えていました。取り調べで片山容疑者はその時は登山に行ったと供述しているとのこと…
(2)次に今年1月1日に真犯人を名乗る人物から報道機関等に遠隔操作なりすましの証拠となるチップを雲取山に埋めたとするメール送られてきました。このチップは、元々埋められてなかったのか、もしくは誰かが持ち去った(後の事案からその可能性があることが分かります)のか分かりませんが発見されていません…
(3)1月3日、江ノ島で猫に近づこうとする片山容疑者(おそらくコンビニか何かの監視カメラの画像)と江ノ島から東京方面へ向かうオートバイに乗る片山容疑者が確認されています(ETC・Nシステム)。本人は正月の観光で出掛けたと供述しているようです…
(4)そして1月5日0:35、真犯人を名乗る者から報道機関に暗号化された「パズル」いりのメールが届きますが、おそらくはそのパズルを解けないと判断した報道関係者によって0:53にはそのパズルが「2チャンネル」に掲載されます…
(5)そのパズルには遠隔操作なりすましの証拠となるチップが江ノ島にいる猫の首輪にあることが示されていたので、それを解析した警察が8:00に江ノ島に到着しますが、その時既に2チャンネルに掲載されたパズルを解いたマニアみたいな人(この表現に悪意はありません)がたくさん集まっていて「警察はまだか?」と話していたようです…
(5)そして10:00には警察が猫(もちろん首輪のチップとともに)を確保…
(6)2月10日片山容疑者が威力業務妨害で逮捕されますが、これは警察の情報リークという操作手法の問題点にも通じるのであえて書きますが、遡る2月6日にはテレビ朝日が片山容疑者を撮影してますし、おなじくNHKも2月9日に片山容疑者を撮影して、片山容疑者が通うとされる猫カフェに店長にインタビューをしています…
(7)そして2月14日に、片山容疑者の代理人である佐藤博史、竹田真の両弁護士は記者会見で犯人は片山容疑者ではなく「別に真犯人」がいると言っています…
時系列に片山容疑者が逮捕されるに至った経緯見ていくと状況証拠はかなり整っていて、私自身もやはり片山容疑者が犯人なのか!と思ってしまいますが、しかし…
この事件は元々…
警察が:4人も誤認逮捕していて!
しかも…
警察と検察が:やっていないもかかわらず2人も自白に追い込んでしまっていて!!!
加えて…
警察と検察が:誤認逮捕された被害者のPCが遠隔操作されていたことを見抜けず、且つその過ち自体を「物的証拠」だと信じきっていた!!!
というとんでもない事件です…
そう考えるとき、もしかすると片山容疑者自体もPCを遠隔操作された4人と同様に誤認逮捕された可能性もあるのでは思ってしまうんも当然ですし…
片山容疑者以外に別の真犯人がいると明言している代理人が、あの菅谷さんの冤罪事件を晴らした佐藤博史弁護士であるという事実は、片山容疑者に対する警察検察の取り調べも含めてこの事件をきちんと注視しなければという思いをよりいっそう強くさせます…
つづく ilovesun ☼
前回は私の身近に起こった事例を紹介して、遠隔操作なりすまし事件の誤認逮捕は対岸の火事では巻く自分自身に身にも起こりうることで、そうなってしまうしまうのは警察や検察の犯罪捜査の仕方に大きな問題が潜んでいると書きました…
もちろんその問題意識は変わりませんが、今日はちょっとワイドショーチックに片山容疑者が逮捕された経緯と状況証拠について時系列で検証したいと思います…
(1)まず、昨年11月東京都と山梨県の間にある奥多摩山系の「雲取山」あたりで片山容疑者の車が確認されています(ETC履歴及びNシステムによるものとされている)。この雲取山は一昨年の10月私が登山してその下山中に転んで尾骨を折ってしまった「唐松尾山」のすぐ近くにあるので名前だけは憶えていました。取り調べで片山容疑者はその時は登山に行ったと供述しているとのこと…
(2)次に今年1月1日に真犯人を名乗る人物から報道機関等に遠隔操作なりすましの証拠となるチップを雲取山に埋めたとするメール送られてきました。このチップは、元々埋められてなかったのか、もしくは誰かが持ち去った(後の事案からその可能性があることが分かります)のか分かりませんが発見されていません…
(3)1月3日、江ノ島で猫に近づこうとする片山容疑者(おそらくコンビニか何かの監視カメラの画像)と江ノ島から東京方面へ向かうオートバイに乗る片山容疑者が確認されています(ETC・Nシステム)。本人は正月の観光で出掛けたと供述しているようです…
(4)そして1月5日0:35、真犯人を名乗る者から報道機関に暗号化された「パズル」いりのメールが届きますが、おそらくはそのパズルを解けないと判断した報道関係者によって0:53にはそのパズルが「2チャンネル」に掲載されます…
(5)そのパズルには遠隔操作なりすましの証拠となるチップが江ノ島にいる猫の首輪にあることが示されていたので、それを解析した警察が8:00に江ノ島に到着しますが、その時既に2チャンネルに掲載されたパズルを解いたマニアみたいな人(この表現に悪意はありません)がたくさん集まっていて「警察はまだか?」と話していたようです…
(5)そして10:00には警察が猫(もちろん首輪のチップとともに)を確保…
(6)2月10日片山容疑者が威力業務妨害で逮捕されますが、これは警察の情報リークという操作手法の問題点にも通じるのであえて書きますが、遡る2月6日にはテレビ朝日が片山容疑者を撮影してますし、おなじくNHKも2月9日に片山容疑者を撮影して、片山容疑者が通うとされる猫カフェに店長にインタビューをしています…
(7)そして2月14日に、片山容疑者の代理人である佐藤博史、竹田真の両弁護士は記者会見で犯人は片山容疑者ではなく「別に真犯人」がいると言っています…
時系列に片山容疑者が逮捕されるに至った経緯見ていくと状況証拠はかなり整っていて、私自身もやはり片山容疑者が犯人なのか!と思ってしまいますが、しかし…
この事件は元々…
警察が:4人も誤認逮捕していて!
しかも…
警察と検察が:やっていないもかかわらず2人も自白に追い込んでしまっていて!!!
加えて…
警察と検察が:誤認逮捕された被害者のPCが遠隔操作されていたことを見抜けず、且つその過ち自体を「物的証拠」だと信じきっていた!!!
というとんでもない事件です…
そう考えるとき、もしかすると片山容疑者自体もPCを遠隔操作された4人と同様に誤認逮捕された可能性もあるのでは思ってしまうんも当然ですし…
片山容疑者以外に別の真犯人がいると明言している代理人が、あの菅谷さんの冤罪事件を晴らした佐藤博史弁護士であるという事実は、片山容疑者に対する警察検察の取り調べも含めてこの事件をきちんと注視しなければという思いをよりいっそう強くさせます…
つづく ilovesun ☼
Posted by ilovesun at 11:33│Comments(0)
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