太陽がいっぱい

島のモヤシ…って高いですよね！？

でもその理由には、大変だけれどもお母さんたちの想いの詰まったとても素敵な物語りが隠されているのです…

昨日カネヒデへ買い物に出掛けたら、丁寧にこしらえられたとても綺麗なモヤシが売っていたので思わず買ってしまいました…

そしたら、ここへ引っ越す前のブログ「めざすはいつも６位入賞」でも勝手に転載した日経新聞のコラム 「プロムナード：バンナ公園」 の作者俵万智さんが他のコラムで「何故石垣のモヤシは高いのか？」という疑問を持っていたのを思い出しました…

ということで、これにはある方に facebook のコメントで僕なりの説を展開したこともありますが、せっかくの機会だし！…昨日買った綺麗なモヤシに触発されたのもあるし！？…

島のモヤシが高いのは何故か？…についての僕の説をアップしますね(*^_^*)

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昔から内地のモヤシが、テレビで見る一袋２０円とか３０円とかのように安かったかどうかは知りませんが…島のモヤシの値段がそれに比べて高い一番大きな理由は手間暇のコストが掛かっているからです！

モヤシの種類にもよるのでしょうが、昔から島で食べられてきた種類のモヤシには、島では「ヒゲ」と言っていますが、食べるには美味しくない不用な部分が多くあって、それを取り除くにはとても手間暇が掛かかるのです。

スーパーやまちゃーぐぁー（小売店）に並んでいる島のモヤシは、島の業者が栽培したモヤシのヒゲ取り仕事を地域のお母さんやおばさんたちの内職としてアウトソーシングしているのです。

ただ、私の母もやっていたので分かりますが業者から預かったモヤシのヒゲを一本一本ひとつひとつ丁寧に取ると、ノルマの大きな袋一杯を完全に終えるにはゆうに５時間は掛かってしまう地道で大変な仕事で…

それだけやっても1,000円くらいにしかならない、時給がたったの200円程度の仕事ですが、それでも自分の生活や子供の教育のために家事をしながら何か仕事をしたいお母さんやおばさんたちにとって、このモヤシのヒゲ取りの内職仕事は貴重な収入源になっています。

これが島のモヤシが高い大きな理由です…だから私に限らず島の人多くの人は、この隠された物語を知ってか知らずか？知らなかったとしても島の文化としてこれがカラダに馴染んでいて、島モヤシが多少高くてもそれを買ってしまう、だからスーパーやまちゃーぐぁーには島モヤシがたくさん並ぶのです。

余談ですが、スーパーがまだ無いころは「きいやま商店」のようなまちゃーぐぁーでは、会計をするテーブルの上でモヤシのヒゲを取りながらお客さんを待っているオバーの光景が常でした。

もしかしたら、きいやま商店のおばあちゃんは今でもそうしているかもしれませんし、そのモヤシが土曜日のそばの上にのっているかもしてません(^_^)

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ilovesun☼