太陽がいっぱい

NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』みたいにカッコイイ話ではないが、いつのまにかしてしまっている一つの流儀が僕にはある。

石垣に帰ってきて15年、出逢いもたくさんあったが別れもたくさんあった…

石垣には仕事で転勤して来たり、移住を志して来たりする島外出身者が多い…

東京生活が長かったせいもあるが、僕はそんな彼らが好きだし仲良くなるしよくつるんむしよく遊ぶ…

でも彼らがいつまでも石垣にいるとは限らない、石垣島というステージで一人の生活者としていろいろ思い悩み、自分の故郷や別の新天地へと旅立つものもいる…

そんな彼らを空港へ見送りに行く…

元気でな！また逢おうな！遊びに行くからよ　と笑いながら言葉を交わす…

そして空港のゲートのところまで行って大きく手を振る…

でもどこか寂しくて心の整理がつかない…

そんな時、いつのまにか平久保灯台へ向かって車を駆るようになっていた…

平久保灯台は石垣島の最北端！

石垣島から旅立つ彼らの乗った飛行機は必ず北へと向かう…その飛行機が最後に通過するのが平久保灯台の上空だ…

僕が平久保灯台に到着したとき、彼らが乗った飛行機はとうの昔にその上空を通過しているが…

でもここに来たからこそ思えることがある…

俺は最後まで送ってやったからな、だから必ず元気でいろよな…って

今年はもうこれで3度目、年々多くなっている…

別れはホントに辛いが、それでも昨日の平久保灯台はいつにも増してキレイだった…

彼らが旅立つ先はこの海と空のずっとず～っと向こう…ilovesun



昨日は途中の海もキレイだった…